SQLとOracle入門以外のOracleMaster試験は8iと9iがあるが、DBAを両方受けた感触では、
9i試験の方がより実践的で難しいと感じていた。
DBAU(9i)とNetwork(8i)・BackupRecovery(8i)と多少異なるので同列には比較できないが、
恐らく、これは他のPatinum試験にも当てはまると思う。
今回は準備不足を感じていつつも合格したが、9iの試験であれば落ちていたかもしれない。
Network試験ではOracle Net8 AssistantのGUIでの操作手順が問われる問題もあり、
出来ればNet8 Assistant環境は用意しておいた方が記憶に役立つ。
同様に、tnsnames.orやsqlnet.oraと言った各ファイルも、実際に見た方がより覚えやすい。
ConnectManagerとディスパッチャやリスナー、それらの制御ツールの操作法や設定ファイル、ログとトレースなど、
覚える数が多くなると混同して来るので、出来るだけ正確に関連付けて覚えたいところである。
実際の試験では参考書と微妙に表現の違う選択肢が出てきたりすることもあり、
確実に正解なものを探す事と、明らかに違うものを排除する事とどちらも必要だった。
今回、チェックをつけて見直しをした問題は15問あったが、ほぼ複数選択の問題で、
そのうちの半分を間違えている事を考えると、複数選択になる内容は特に注意が必要だと思った。
ただ、OraclenMaster試験制度が平成15年10月から改定される事もあり、
8iに拘る事が無く、これから勉強を始めようとしているならば、9iの試験を受ける事をお勧めする。